肝臓は血液循環の調節

肝臓は血液循環の調節をしていますが、この調節がうまくいかなくなると、心臓に故障が生じるのです。少し走っても心臓がドキドキしたり、息切れしたりするのは、ひとつにはこの血液の配分がうまくいっていないからです。
これは心臓に問題があるのではなく、肝臓が問題だということです。つまり、食事の不摂生から肝臓が悪くなると、心臓にも影響します。
現代医学の分析的な考え方からすると関係ないのですが、自然療法の考え方によると、食べものが肝臓を通して心臓を支配しているのです。体は上から下までつながっています。
このように考えると、血液を全身に回すのも心臓だけの働きではなく、血液を配分する肝臓の力も大きいということがおわかりいただけたと思います。
もっと大事なことは、肝臓と心とがつながっていることです。自律神経は自然の力で内臓を動かしています。自律神経は心がふさがってブレーキをかけると、詰まって動かなくなってしまうのです。心と肝臓は直結していて、喜怒哀楽をそのまま受けてしまうというわけです。
とても喜んでいる時、肝臓はよく働き、悲しみの時は肝臓もダウンします。食欲もなくなり、陰気になって考え方も暗くなるのです。そして怒りっぽくなり、むやみに悲観したりします。
子どもなら、甘いお菓子をとり過ぎると、カンの虫で親をてこずらせ、泣き虫、怒り虫になります。これも肝臓が悪くなるような食べものを食べているからです。肝が据わるということも肝臓の強さを表現していて、人間の中味(生き方、考え方)にもつながります。肝臓は体の要なのですから、心臓を患った時は、心臓だけを考えるのではなく、まず肝臓の疲労をとって回復させることが重要なのです。そのため、食を正し、外から肝臓を温める手当てが大切です。

よく噛んで少食

子どもの近視や乱視が増え、小学生で眼鏡をかけている子どもたちが多くなってきています。
その原因のひとつとしてテレビの見過ぎということがいわれています。これは人工電磁波(自然の電磁波とは違う)のマイナス波が流れているからです。
コンピューターや電子レンジをはじめ、便利な電気製品が増えました。これらが流す人工電磁波を通して、目にも体にもマイナス波が入ってきています。
アメリカの国立研究所で電磁波に問題はないといっていますが、実際にマイナス波はあり、そのことを体が知らせているのです。水の結晶写真集、『水からの伝言』(江本勝著)にも載っていましたが、電磁波で水の結晶は完全にくずれてしまうそうです。
とはいえ、視力低下の一番の原因は砂糖のとり過ぎで、塩分不足。カルシウムも不足していることです。子どもだけでなく、一般的に間食好きな人は甘いお菓子を食べすぎ、それが習慣になって、病気のもとになっていることも多いのです。
目は見る機能があるだけでなく、内臓諸器官とつながっていて、内臓の働きが目に写し出されます。心の動きも感覚を通して目に現れます。だから目は心の窓ともいわれるのです。
心が育って磨かれ澄んでくると、目に艶が出て美しくなります。嬉しい時、希望いっぱいの時、目は生き生きしています。ところが、心が沈み、疲れて病気になると、目はよどんで暗くなります。目に元気がない時は、内臓もダウンしているのです。
目と一番つながりが深いのは肝臓です。肝臓が疲労すると、それが目の疲労となって警告します。こんな時は、食事を軽くするか、一食か二食抜くようにしてコントロールします。
慢性化した目の病気は、まず肝臓の疲れをとり、毎日の生活の間違いを正すことです。肝臓を回復させるには、よく噛んで少食、これが一番です。
十代の頃、私は近視でしたが、結核を治すために食べた玄米食のおかげで近視も治りました。毎日の生活の中で、目標をしっかり見つめて努力していれば、心の窓も開くようになり、目も輝いてきます。

本来の自然な働きを欠く

人間がどんなに利口になっても、自然から離れては生きられません。自然が育むものを通して、人間は難病から救い出されるのです。
私も結核で死にかかった時、栄養をとらなくてはいけないと勘違いして間違った食生活をし、血液を汚して腎臓に迷惑をかけました。動物性タンパク質が体力をつけると思い込み、肉やバターを努めてとり、食欲がない時は消化剤を飲むことまでして無理に詰め込んでいました。そしてストレプトマイシンとパス(パラアミノサリチル酸)に頼り、その結果、腎臓は疲労して血尿を出すようになりました。

動物性タンパク質の過剰摂取や薬品の不自然さに体は同化できず、これらが異物となったために血液を汚して腎臓がダウンして死にかけたのです。動物タンパクのとり過ぎは怖い。こうした事態に肺も苦しみました。本当にすまないことだったと、今は詫びる思いです。
間違いに気づいてから、玄米菜食(206頁参照)を志し、少食にしてひと口百回以上よく噛んで食べるようにしました。野草や薬草にも助けてもらい、医学ではお手あげの病から救い出されたのです。今、元気にとび歩けるのも、温かい自然の親切のおかげなのです。
肝臓は前にも述べたように、活動のエネルギーを供給し、胆汁を作り出し、すごい勢いで解毒する力強いお父さんの役目をしています。その後、始末をコッコッとするのが腎臓です。いわばお母ざんのようなものです。夫婦一体となって働く家は明るく清らかで、心も安らぎます。

逆なら暗く精神的にもイライラして、争いと不幸の種になります。家庭内暴力や通り魔などの犯罪も、心の汚れとともに食の乱れの結果であり、すなわち肝、腎の汚れの結果でもあることを忘れてはいけないのです。
また、最近は性差のあいまいな男女も多くなってきたようです。これも食べものが正しくないと、血液や体液の流れが悪くなり、酸性化し、それとともにホルモンのバランスが全体にくずれ、本来の自然な働きを欠くことになるからです。

https://www.mifune-cosme.biz/archives/2015/09/post-224.html
ギャラリー