「メタボリックシンドローム」
内臓脂肪型肥満によって、高血圧、高脂血症、動脈硬化、糖尿病といったさまざまな生活習慣病が引き起こされやすくなった状態を、メタボリックシンドロームといいます。
無理やり漢字にすれば「代謝異常症候群」とでもいうんでしょうか...
メタボリックシンドロームの判断基準は、BMIではなく胴回りのサイズ。
男性は85cm、女性なら90cmを超えると、メタボリックシンドロームの疑い(予備軍)があるといわれます。
しかし、この基準は楽観的過ぎるという意見も多く、ある調査を元にした新基準として、女性は80cm以上が要注意!だという専門家の見解もあります。
(男性は85cmで変わりなし)
私も以前から、女性の90cmってちょと甘すぎない?、なんて思っていましたが、80cmとなれば「楽勝よっ!」なんて安心していられない方も少なくないのでは?
しかもしかも、この数字は、胴体の一番くびれているウエストラインではなく、おへその周囲を測らなくちゃダメ!
ますますハードルは高くなるかも。
こうなると、見た目のダイエットとか美容体重だとかいう前に、病気にならないために減量&シェイプアップしなくてはなりませんね。
たしかに基準値以上の方が減量して正常値(80cm以下)になれば、血圧も血糖値も劇的に下がることでしょう。
私も12kg減量したときには、ウエストサイズが83cmから75cmに縮小しましたが、血圧も血中中性脂肪も面白いように下がりました。
これは特に男性の場合、「内臓脂肪から先に落ちる」という顕著な表れ。
ですから、少食を含めた正しい食事と適度な運動を続ければ、必ず基準値に近づくことができるはず。
今日の焼肉より10年後の健康。
新谷弘実先生の言葉です。
基準値を大幅に超過している人は、心を鬼にしてシェイプアップしましょう!
見た目のダイエットではなく、老後を健康に楽しく過ごすために!