勝耽は一二層の平滑筋でできています。排尿筋ともいいますが、自由に使命を果たすために三層になっています。内と外層は縦走で内層は輪状に走ります。縦横無尽に用を果たせるようにとの自然の思いやりです。
また勝耽から尿道に移るところに二種の括約筋があります。これは内尿道括約筋(平滑筋)と外尿道括約筋(横紋筋)で、内と外で調和し助け合って用を果たします。
勝耽から大脳に尿意が伝えられると、括約筋の収縮が強まります。そして排尿の準備ができると、この括約筋の収縮が解除され、排尿筋が働いて排尿となります。これは見事な自然の働きで人間の力ではありません。神経のコントロールタワーの働きで、宇宙からの働きかけです。
ただし、睡眠中は勝耽が弛緩し、大脳も休むので尿は大量にたまります。普通はそれで止まっていますが、勝耽炎や精神的緊張、不安などがあると勝耽壁が緊張して、わずかでも尿意をもよおすことになります。
眠っていて、目が覚めないでそのまま寝小便をするのは、尿意が大脳に伝わらないからです。神経の働きが鈍っているのです。

原因として考えられるのは食べものです。甘いものや果物、ジュースなどをとり過ぎると、血液の汚れとともにカルシウムとミネラルの不足やカリウム過多になり、細胞をゆるめて働きが鈍るのです。また、穀物不足もあげられます。穀物が不足すると、エネルギー不足になって体が冷えて、神経の働きが悪くなるのです。
このような症状の時は、腰湯、足浴、ビワ葉温灸をしましょう。これらの手当てを二日したら治ってしまったという人もあります。ギンナンを妙るか煮るかして、一日に朝晩三個ずつ食べてもいいでしょう。
もうひとつの原因として、精神的緊張(不安、恐れ、精神的重圧)から起こる場合もあります。
ある中学二年生の男の子が急に寝小便をしはじめました。よくよく話を聞いてみると、両親が離婚問題でもめていたのです。両親は、二階の子どもにはわからないように、下で夫婦喧嘩をしていたのですが、気は伝わるもので隠せないのです。
暗一嘩の原因は、夫が酒ばかり飲んで、玄米を食べないことを責める妻の心でした。
些細なことからはじまった口論が、どんどん拡大していったようなのです。いろいろと話し合ってもらい、二人が和解したら、その日からその子の寝小便が止まってしまったのです。
心と神経の働きは実に見事です。すべてつながっています。心の暗さや重さで寝小便をする子どもは多いようです。瑞息などにもつながります。親に愛きれていないと思い込んで、心が冷えてしまうと筋肉の自由を失ってしまいます。
勝脳炎は肉食過多の人がかかりやすく、昼夜の別なく尿意をもよおします。また、血液の汚れから細菌に負けて炎症を起こす場合もあります。
玄米菜食に切り替えましょう。玄米に薄塩の「すりゴマふりかけ」をかけて、よく噛んで食べます。副食はみそ汁に野菜・海草の煮物少々で充分です。熱を持っている場合は、里芋パ