「リフレクソロジー」という「足裏健康法」は、身体だけでなく心にも働きかける不思議な力をもっています。


家族の対話の希薄さが叫ばれる現代、まずは家庭の中から、お互いの健康を支え、より豊かな関係を築いていただきたいという願いを込めてこの本を書きました。
二十一世紀になり、世の中はさらにスピードアップして進化しつつあります。さまざまな技術の発達により、私たちはますます快適な生活を送ることができるようになってきました。しかし、その一方で、私たち人間の身体は、昔と少しも変わっていないのです。むしろ、環境の変化に人間が振り回されて、さまざまな症状に苦しめられているというのが真実ではないでしょうか。


また、健康に関するありとあらゆる情報が氾濫する中で、生身の「人間の身体」の存在が見えにくくなっていますが、そんな中で私たちは、本当に自分の身体に合うものを見極める「目」を養い、身体を守っていかなければなりません。なぜなら、どんなに豊かな世の中になったとしても、欲しいものを手に入れたとしても、身体が健康でなければ人は幸せではないと思うからです。


この本でご紹介する「リフレクソロジー」は、いつでもどこでも、自分の手だけで身体に働きかけることのできる健康法です。足裏の一点を押したからといって、劇的に体調がよくなるというわけではありませんが、「ふと気がついたら、調子がよくなっていた」というように、ゆっくりと、でも確実に人間の本能を目覚めさせてくれる方法です。


忙しい毎日を送る私たち現代人が、毎日足裏を刺激する習慣を身につけるというのは、確かに面倒くさいことかもしれませんが、日々、地道に続けているうちに、いつの間にか身体がその気持ちよさを記憶しはじめます。身体が気持ちよさを感じるということは、すなわち、私たちの本能が喜んでいるということです。頭で考えるのではなく、身体全体で感じ、脳が本当に喜ぶように語りかけ続けると、身体は確実に変わっていきます。