一般に、運動するとお腹が空いて必要以上に食べてしまうと思われていますが、私の考えは逆です。

たとえば、以前は毎週のように80kmのサイクリングを楽しんでいましたが、走っている最中も走り終わった直後も、ほとんどお腹は空きませんでした。

それは、運動で血中ブドウ糖が消費されて一定値を下回ると、筋肉や内臓に蓄えられていたブドウ糖が血中に放出され血糖値が上がることと、運動により体脂肪が分解されて合成された遊離脂肪酸が全身の細胞で利用されたあと、肝臓で代謝されて「ケトン体」に変わり、それが脳の視床下部にある満腹中枢を刺激して空腹感がなくなるからです。

逆に、何もしないで1日中家でテレビなどを観ていると、動かないのに妙にお腹が空いて困ったりすることも!


身体を休めているときは副交感神経が優位になり、食欲が増すのです。
ですから、運動不足は食欲を促進させてしまうことになります。

このように、適度な有酸素運動には、エネルギーを消費するだけでなく食欲を控えめにする効果もあるんですよ!


ところで、「ケトン体」は日常の空腹時にエネルギー源として利用されます。

脳はブドウ糖しかエネルギーに使えないなんていわれていますが実は誤りで、脳はしっかりアセトン、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸などのケトン体をエネルギー源にして機能しているんです。

それどころか、朝食をとれば胃腸に集中する血液を、すべて脳や骨格筋に回せるので、頭はスッキリして力も漲るんですよ!

体脂肪が分解されケトン体が作られ、エネルギー源として利用されるため、午前中の仕事など「朝メシ前」(昼メシ前でした!)にこなせちゃうってわけ!


空腹を我慢しているうちにお腹が空かなくなってしまった、なんて誰でも経験していると思いますが、それは空腹の神経が麻痺するわけではなく、この「ケトン体」や血糖値のおかげだといえます。

痩せたいひと、体質を改善したいひとは、朝食を抜いてみてはいかが?!

そしてお腹が空いたら、身体を動かすようお勧めします!

とくに断食中などは意識を運動に向けることで、ひもじい思いをせずにすむと思います!